| 金山谷から白旗山09/1/28 |
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(宇部山岳会)SL S宗,S滋,M,(コンパス)Henry、(一般)K,T (やまびこ)CL Fuku(文)、Hinoyama、Tomo (Photo) S宗、Henry、K、Fuku 前回、林道から北東尾根を使い時間切れで断念した白旗山の再訪プランを練る。地形図を見ると金山谷から割合簡単に周回出来そうな線が引けた。いつもどおり全く未知のルートの探検に出発である。
神社の前に車を置く。珍しいよそ者がたくさん来たせいか、犬がけたたましく吠え立てる。 神社の裏から取りつく。雪はわずかで、ちょっと期待外れ。笹藪の急斜面に続き、林道を渡ると今度は植林の急斜面が続く。中途半端な積雪が歩き難い。Tomoが珍しくしんどうそうと思ったら、7Kgの水を余分に入れボッカ訓練だった。 植林が続きこの尾根ははずれか!、と思ったが平坦な地形が現れた辺りで周囲は一変、自然林に包まれたすばらしい尾根になった。少し登るとブナの大木にも出会う。快晴の青空が雪と木々を引き立てる。
もちろん誰も登るはずもなく、トレースのない純白の雪に自然林の間から紺碧の青空。これを見られただけでも今日は十分満足だ。 傾斜が緩むと北東尾根に乗った。すぐ1101ピーク。先日撤退した場所だ。雪の状態も違い比較は難しいが、この前は林道経由で4時間半かかったので半分くらいの時間で到達した。
小五郎、安蔵寺山がすぐ近く。いやはやすばらしい。マイナーな山にしておくのはもったいないが、多くの人には来てほしくない、やはりひっそりと楽しみたい山でもある。 山頂へ延びる尾根は、巨木は無いが自然林に覆われさらに気持ち良い。傾斜も緩く山頂へ最後の歩きを楽しむ。 到着。雪の季節白旗山初登頂である(とこの時は思ったのだが、入会間もない頃に、上高尻から大谷川沿いの道を通り、コシヤマ谷から登っていた。帰宅後やまびこHPの記録を見て思い出したのだった)。 白旗山頂から安蔵寺山 さて、帰路の尾根を目指す。登りは読図はしなくても山頂に着けるが、尾根の下りはそうはいかない。無雪期に一面を覆っていた笹藪は雪の下。積雪は少ないがそれでも50cmくらいはあるのだろう。 要所でTomoに読図を教えながら進む。テープがあるが、鹿足河内林道からのルート用のようだ。地形図で見た印象よりルートは分かりやすく、迷いそうな場所は無い。Tomoに小ピークから入る東尾根を見つけてもらう。コンパスで方向をセットし探し明瞭な地形ですぐ見つけ、読図入門用としては適当な課題だった。 ここから方向はあまり変わらないので、傾斜を読み、尾根の平たん部先端で止まり位置を特定し進めば良いことを教え、Tomoもそのとおり進む。北斜面はほとんど植林だが、南側は自然林。なるべく南側を見ながら気持ちよく降りよう。Tomoは下りの尾根の最後の読図ポイントと思える950mの尾根の分岐も無事こなした。後は簡単な下りである。このあたりから両側とも植林となる。 登りの尾根が良かっただけに、違いが際立つ。飛び出した尾根の末端に、木地屋の墓が我々を迎えていました。
記 録 神社出発8:30−8:40林道−9:05 640m付近で自然林−10:10 864m−11:10 1101m−11:40白旗山12:20−12:40東尾根入る−13:20 822m−14:00周回終了。
山行後記 登りの尾根は大正解だった。神社からの取りつきはもうすこし右から登れば植林を避けることが出来るが、相当な急斜面となる。 今回は様子が分からないので、尾根通しではもっともコンパクトな線を引いた。帰路に見た尾路地谷左岸稜は感じが良さそうであった。今回降りた尾根の分岐をさらに南へ進み、1091mから下ってもおそらく時間的に問題なかっただろう。さらに926を通り894から尾路地谷右岸稜を下る事も早く出発すれば出来そうだ。 |